香りの表現力を磨く

エッセンシャルオイルの小瓶を手に、お客さまと「 香りの印象やその香りと共に呼び起こされる

記憶の話」に花が咲くことがあります。

 

その際、まだ出会われたことがないエッセンシャルオイルについて、

目をキラキラと輝かされながら「どんな香りですか」と聞かれることも。

 

そんな時は、出来るだけそのエッセンシャルオイルの香りを嗅いでいる感覚になった後、

「言葉にする」という変換作業のスイッチをオンするのですが。。。

 

 

「個人的な感覚のフィルター」を通して伝え過ぎないようにすることって、

意外と難しいものです。

 

五感の中でも言葉に変換することがむずかしい「香り」

例えば、音楽は一緒に聞くことで共有でき、絵や写真などは目で見て確認し合えますが、

五感の中でも嗅覚は、「個人の感覚」がとても大きいのです。

 

 

香調(ノート)に関連するアロマティックな表現

それから、常に「香りの表現力」を鍛えて、磨いているのは、やはり「調香師」。

香りを自在に操って、魅惑的な香水を生み出す魔術師ですね。

 

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その「芸術的な滴である香水」を誕生させる過程で使われる「香りの表現」をご紹介。

 

「柑橘系のような」・・・「シトラス」

「切りたての花、葉、草のような」・・・「グリーン」

「粉っぽい、おしろいのような」・・・「パウダリー」

「木のような」・・・「ウッディ」

「東洋的な、甘く、重く、濃艶な」・・・「オリエンタル」

「香辛料のような」・・・「スパイシー」

「花のような」・・・「フローラル」

「なめし革のような」・・・「レザー」

「動物的な、獣のような」・・・「アニマル」

「煙草のような」・・・「タバック」

 

そして、より専門的でマニアックな表現へ

「脂っぽい、セクシーな、ひと肌のような」・・・「アルデハイデック」

「甘さと優美さのあるような」・・・「シプレー」

「主として男性的な、シダ類の香りのような」・・・「フゼア」

「植物の樹脂のような、甘く温かみのあるような」・・・「バルサミック」

「ジャコウのような、温かみのある艶っぽいような」・・・「ムスキー」

 

 

香りの表現力を磨く「感性のレッスン」

日常のシーンにはあまり登場しないフレーズが並びましたが、

もし、香りについて伝える機会があった時により魅力的に伝えるには

豊富な言葉の引き出しが必要です。

 

引き出しの中をみずみずしい感性で満たすことも大切。

 

それには、季節の移ろいを目や肌で感じたり、映画や絵画鑑賞そして、音楽を聴いたり、読書なども。。。

そして、いろいろな人との会話や美味しい食事など、五感を通して香りの世界観を広げてゆくと、

「感じた香り」をスムーズに伝える表現力が備わっていることでしょう。

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(参考文献AEAJ学術研究委員会委員、調香師監修書 )

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